IMPACT【一般社団法人心アミロイドーシスコンソーシアム】

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設立の背景・目的

トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)は、他の心疾患と検査所見や症状が類似していることから診断が難しく、診断率は約12%と低い水準にとどまっています。その結果、多くの未診断の患者さまが存在し、適切な治療機会が十分に提供されていないことが課題となっています。

近年、治療薬の進歩により心不全の進行を遅らせることが可能となってきており、早期診断の重要性はこれまで以上に高まっています。こうした背景から、本疾患の予後改善には早期診断が不可欠であり、その実現には専門施設に限らず、一般診療の現場においても「疑うきっかけ」を創出することが重要です。

我々は、AIを活用した診断支援技術がこの課題を解決する鍵であると考えています。しかし、その普及には、臨床現場における活用基盤の未整備、現場における心理的障壁、ならびに整備途上にあるガイドラインといった複合的な課題が存在しています。

これらの課題は単一の主体では解決が困難であるため、臨床医、製薬企業、IT・MedTech企業が連携し、それぞれの専門性を結集することで、診断プロセスの変革と社会実装を推進することを目的として、本コンソーシアムを設立しました。

本コンソーシアムは、AIによる高精度スクリーニングを起点とした診断導線の最適化、エビデンス創出、ならびにガイドライン整備を通じて、2030年までにATTR-CMの診断率を45%まで向上させることを目標としています。